登山は「困難」「危険」という課題に対して「無事下山」をゴールとするスポーツである。全4章のうち「安全登山の基礎知識」「アクシデントと対策 危険、事故、遭難を回避する」「登山の応用知識」の3つの章で、安全に山登りを楽しむ方法を伝える。また、今回の東日本大震災のような災害時にも知識を生かしてもらおうと、「災害時に生かすアウトドアの知識・技術」の章を加えた。
歩き方の解説から装備品のあれこれ、道に迷わない方法、転落・滑落しない方法、強風や降雨、雪崩、落石、落雷などから身を守る方法─と、細かく教える。遭難したことを想定した対応方法も示す。震災時にどう子どもを守るのか、普段の備え、心構えにも触れている。